生体

ナガレハナサンゴに比べると、とても情報が充実しています。
映画で取り扱われた可愛らしい見た目やクネクネした泳ぎ方、
飼育しやすい丈夫さ等、海水水槽を初めて立ち上げる初心者向けとして人気だからでしょうか。
日本語版Wikiも情報量があるため、今回はそちらを参照しました。

> カクレクマノミ

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特徴

ビビットなオレンジ色に3本の白線があります。
幼体は2cmで成長すると15cm程度になるようです。
小さい体をクネクネとくねらせながら泳ぐ様がとても可愛らしいです。
プテラポゴン・ガウデルニーやデバスズメダイなどは、カクレクマノミのように体をくねらすことがなく姿勢を維持しています。そのため、小さい体ながら水槽の中でとても目につきます。 

イソギンチャクとの共生も有名で、試したことはありませんがハタゴイソギンチャクを一緒に入れると良く入るらしいです。

生息域

インド太平洋や日本の沖縄のサンゴ礁に生息しています。
アメリカやオーストラリアにはいないらしく、ダイビング等で訪れた海外の観光客は見つけると、日本人がマンタに喜ぶように喜ぶのだとか。

ちなみに、映画ファインディング・ニモに出てくるクマノミは、カクレクマノミではなくクラウンアネモネフィッシュらしいですね。映画の舞台になったオーストラリアのグレートバリアリーフには、カクレクマノミは生息していないのです。

水温は24度前後の環境に生息します。

人工飼料。

うちの飼育環境

水流

水流ポンプは現在2つ設置しています。
60cm水槽の左右に1つずつ設置し、互いが作る水流は同程度に中央でぶつかるようにしています。
これにより、中央はぶつかった水流が通るため強めの水流となり、中央から離れた個所は水流が弱くなります。
カクレクマノミは見た感じ泳ぐのが下手に見えますが、水流が弱くなるところを中心に泳ぎ回っています。洗濯機のように強烈な水流でなければ問題なさそうです。

水質

検査キットで検査したところ、問題となるポイントはありませんでした。
海道河童から海道達磨に変更し、不定期で硝酸塩除去のために本みりんを入れるほか、水替えはせずに水足しのみです。

検査キット テトラ(Tetra) テスト 6in1試験紙
NO3-(mg/l)※硝酸塩 0 ※0~25がsafe。100~250で水替え。
NO2-(mg/l)※亜硝酸塩 0 ※0がsafe。5~10で水替え。
GH※総硬度 8 ※4~16がsafe。
KH※炭酸塩硬度 6 ※3~10がsafe。
pH※ペーハー 7.6 ※6.8~8.4がsafe。
Cl2(mg/l)※塩素 0 ※0がsafe。

飼育してみての所管

イソギンチャクを一緒に入れるときは大きい水槽にする

30cmキューブ水槽で飼育していたときのことですが、カクレクマノミとイソギンチャクの共生見たさにサンゴイソギンチャクを入れたことがあります。
カクレクマノミ自体はサンゴイソギンチャクにすぐ入り、共生を観察することができましたが、一つだけちゃんと調べていなかったことがありました。

それは縄張り意識。
イソギンチャクがない状態のカクレクマノミは風来坊していたのですが、イソギンチャクを入れるとイソギンチャクの周辺に留まるようになります。
が、そうするとカクレクマノミさん、ものすごく縄張りを意識して突いて回るようになります。
水槽のメンテナンスのために手を入れると、以前は何もなかったのですがあるときから突いてくるようになりました。思えば、これも縄張り意識によるものです。

カクレクマノミがイソギンチャクと共生する状態になったところに新規で魚を入れると、同様に突いて回ります。
30cmキューブ程度だと、カクレクマノミは相手がどこにいても突きに行くので、大きめの水槽で距離を開けられる環境でないと、混泳が難しいかもしれません。
ちなみに、イソギンチャクが☆になると、再び風来坊に戻ります。

餌はなんでも食べる

人工飼料、乾燥エビ、口に入るサイズに砕いてあげるとホントになんでも食べます。
冷凍赤虫は、そのまま入れると細長いので口に入らないのか、食いつきませんでした。


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