先日、ヒメシャコガイに寄生して体液を吸う
「シャコガイヤドリイトカケギリガイ」という寄生貝を30個ほど駆除しました。

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しかしその後、開きそうになってもまた閉じるという状態で、
外套膜を展開してくれませんでした。

なぜ。。。と水槽をボーッと眺めていたのですが、原因が分かりました


ホンソメワケベラのツンツン攻撃

ベラ捕獲
実はホンソメワケベラがヒメシャコガイを突いていました。
ヒメシャコガイが開き始めると、ホンソメワケベラは貝の隙間から外套膜を突くため、
都度貝を閉じてしまう状態を繰り返していました。

ホンソメワケベラは、サンゴ礁にいる魚の体表にいる寄生虫を食べてくれる等、
クリーナーフィッシュとして有名ですが、まさかヒメシャコガイを突くとは。。

ヒメシャコガイは外套膜に棲む褐虫藻の光合成により養分を得るため、
外套膜を展開できない状態は非常にまずいです。
寄生貝は直接ダメージを与えてきますが、ホンソメワケベラの突きもクリティカルです。

ホンソメワケベラの隔離

原因が分かったとなれば、一刻も早く対処を、ということで隔離作業に取り掛かったのですが。
このホンソメワケベラ、逃げる逃げる。
泳ぎが得意で隙間に潜るため、ライブロックがある状態ではまるで捕まえられません。
ということで、ライブロックを外に出す大工事をすることに。。

ライブロックをすべて取り出し、大きめのネットで水槽内をサカサカと掬い、
やっとのことで捕まえました。
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捕まえたホンソメワケベラは、隣にあるハリセンボン水槽にポイッと入れました。

隔離後の経過

image1
ホンソメワケベラを隔離して1時間程度経過しました。
綺麗に外套膜を広げてくれました!良かった良かった。。

海水水槽の混泳は本当に難しい。。

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