メインの60cm海水水槽のほか、弱った魚やサンゴを避難させる用に
30cmキューブ海水水槽があります。

現在こちらには、弱ったナガレハナサンゴや、いくつかのクリーナーたちが入っていますが、
気づいたらカーリーが発生していました。


カーリー(セイタカイソギンチャク)

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カーリーとはイソギンチャクで、セイタカイソギンチャクのことを指して呼ばれています。

調べるとどうやら、セイタカイソギンチャクをカーリーと呼び始めたのは誤用が浸透したためで、
本来カーリーと呼ばれるイソギンチャクは「Curly-Cue Anemone」というものがいるようです。
Curly-Cue Anemoneはセイタカイソギンチャクと同様、長い触手を持ちますが、
ドットな模様があって綺麗です(参照)。

では良く呼ばれているカーリーことセイタカイソギンチャクとは何もの?と改めて調べると、
  • 体色は茶色で長い触手を持つ
  • 触手の毒は強力でサンゴに影響する
  • 千切れた触手から光合成して増える
当たりが特徴で、特に触手の毒がサンゴ水槽を持つ人には結構なクリティカルになります

カーリーの駆除

物理的除去

ピンセット等で摘まむ方法ですが、前述した通り、カーリーは千切れた個所から増えることができます。
そのため、活着していた側からきれいに取り除くことができないときは、
そこから再び生えてくる可能性が十分にあります。

駆除剤による除去

カーリーはその厄介さがアクアリウム界では有名なためか、駆除剤が販売されています。
薬剤を直接カーリーに注射して溶かすようで、見つけたらコツコツと潰していく手段ですね。

生体による除去

カーリーを食べてくれる生体として有名なのは、ペパーミントシュリンプです。
チャームさんでもカーリー対策として販売されているエビですね。
他にも、キャメルシュリンプというエビもカーリーを食べるようです。
YouTube等でも見てみると、適度に飢えさせたキャメルシュリンプを入れた途端に
カーリーに食らいつくシーンが見れたりします。


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