60cm海水水槽では、過去にサテライトスリムMでリフジウム水槽を導入していたのですが、
かねてより気になっていたJUNスレンダーオーバーフローに切り替え、
3週間程度が経過しました。

本記事では、JUNスレンダーOFによるリフジウム水槽について、
運用してみての感想を記載します。
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JUNスレンダーOF

取水量は十分

JUNスレンダーOFでは、水の汲み上げにポンプを必要としますが、
うちではコンパクトオン600を利用しています。

コンパクトオンは30cmキューブ水槽にて300を使っていますが、
JUNスレンダーOFではより排水量の多い600になります。

↓過去記事


コンパクトオンは、300は30cm水槽用、600は60cm水槽用と、
番号と適合水槽が紐づいています。

コンパクトオンには、取水側に摘みがついており、取水量を調整することができます。
JUNスレンダーOFは60cm幅のものを利用しており、コンパクトオン600の最小取水量にすると、
JUNスレンダーOFの上から1cm程度空けた水量まで組み上げることができます。

油膜が発生しない

これはオーバーフロー式の良い点ですね。

取水口とは反対にある排水口は、一定の水位を超えた水を吸い込み落とすため、
この際水面にあった油膜も合わせて吸い込んでくれます。
これなら本水槽側もオーバーフローにしたくなります。

本水槽はガラス蓋ができない

これは取水口や排水口となる塩ビ管が直接本水槽側につながっているため、
その部分が邪魔をしてガラス蓋をすることができません。

一時は蓋をしない状態のまま運用しておりましたが、蓋ができなくなったことで、
LED消灯/点灯や地震の水揺れに驚いたハタタテハゼが飛び出す事故がありました。

そのため、飛び出す生体がいない環境にするか、
透明な塩ビ板を切り取って配置するかすると良いです。

落水音がある

これはオーバーフロー式の特徴でもありますね。
排水の際に塩ビパイプに落ちる水と一緒に、周囲の空気も吸い込んでいくため、
コポコポといった音が発生します。

これに合わせて、本水槽側にはこの空気が水槽内に気泡として吐き出されます。

音の防止には、広く知られているビニール紐を排水口に引っ掛ける方法で対応しています。

ちなみに発生したこの気泡、JUNスレンダーOFの下部で弾けるため、塩が残り白っぽくなります。
取水量を最小にするとこの気泡は軽減されますが、ゼロにはならないみたいです。

リフジウム水槽として

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JUNスレンダーOFは、リフジウム水槽としては申し分ないほど優秀です。

導入している海藻は、サテライトスリムM時代と同じホソジュズモですが、
容積が段違いなので成長する余白は十分にあります。
サテライトスリムMでは、charmさんで1パック買うとそれだけで余白ゼロになっていましたが、
JUNスレンダーOFでは、入れたホソジュズモが水流で泳ぎ回るほどでした。

ホソジュズモは導入直後にいくらか溶けたりはしましたが、3週間経ってようやく安定しました。
現在はホソジュズモの成長は穏やかですが、これから広がっていくことを期待しています。

さて、コンパクトオンを用いて取水しているためか、
ホソジュズモの下にデトリタスが溜まっています。


これは本水槽からJUNスレンダーOFに水を吸い上げた際、魚のフンや餌等が吸い込まれ、
JUNスレンダーOF内に蓄積したものになります。取水側にスポンジつけれればなお良いです。
JUNスレンダーOF内では水流はあるのですが、これらのデトリタスを巻き上げるほどではなく、
流れの弱い個所に沈殿するようになります。

このデトリタス、結構蓄積していきます。
ホソジュズモの周りにはヨコエビが湧き、このデトリタスもツマツマするのですが、
溜まり過ぎると見た目がアレなので、定期的に吸出ししています。
そのため、初めは粗いサンゴ砂を敷いていたのですが、メンテナンスを重視して底砂なしにしています。



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