60cm海水水槽にて過去飼育していたナガレハナサンゴですが、
ある頃から調子を崩し始めたので隔離していました。
このナガレハナサンゴですが、最近やや調子を取り戻しつつありそうです。
隔離先の水槽の構成
混泳
こちら現在のナガレハナサンゴです。一時期はこのようにヘロヘロになっていたので、いくらか復調してきています。
隔離先の水槽では魚は一切おらず、マガキガイとユビワサンゴヤドカリが1匹ずつになります。
環境は1cm程度の目の細かいサンゴ底を敷いているほか、枝ライブロックを1つ入れている、
非常にシンプルな環境です。
この水槽、捕食する生体がいないためか、底砂にはヨコエビがわんさかいます。
生体を入れていないのは、30cmキューブ水槽と小型の水槽であり、
水質が悪化しやすい環境にて極力水質を悪くさせないためです。
ハードコーラルであるナガレハナサンゴは、骨格を砂に埋めてもマガキガイに倒されるため、
猫避けネットを切ってそこに置き固定しています。
これにより、ポリプを砂に擦ったりといったことがなくなります。
LED
LEDは、ニッソーLEDライト450 CROSSの青色のみをMAXにして当てています。青色のみなので見た目は深海っぽさがありますが、ナガレハナサンゴのポリプは
蛍光グリーンに光って見えます。
青色LEDに限定しているのは、下記2点のためです。
- 深い海域に生息するサンゴ
- 白色LEDが当たると、口から褐虫藻を吐き出す
水流
水流は、コンパクトオン300に回転式ディフレクターを装着し、水流の強さを最弱にしています。これにより、30cmキューブ水槽内は緩やかに循環する程度の水流が発生しています。
水流を遮るようなライブロックの山はないため、時々ナガレハナサンゴのポリプが揺れるだけです。
添加
1~2週間に1回程度、ビタミンCやマルチミネラルの錠剤をピルカッターで4分の1に割り、粉末まで砕いた状態で水に溶かし、足し水として入れています。
放っておくと、2週間で30cmキューブ水槽の水位が1cm程度下がります。
錠剤は一般的なサプリメントで、コンビニ等でも買える安いものですが、
カプセルは油脂成分が溶けなかったりするため、錠剤にしています。
ビタミンCは塩素除去に効果があること、
マルチミネラルはハードコーラルの骨格に必要となるミネラル分の補充に、
といった用途で入れてはいますが、後者の効果は分かりにくいです。
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