海水水槽ってライブロックを入れるからか、
淡水水槽に比べて遥かに多様性に富んだ生き物が発生します。
今回もそんな海水水槽に発生した生き物の紹介です。
ヒザラガイ


発生した生体

ヒザラガイ

IMG_0654
写真中央に、ライブロックと同じような紫色をした、
いくつかの殻が重なったような見た目の貝がおります、こちらがヒザラガイです。

今回見つけたことで調べた個体ですが、
何故か調べる前から頭の中に「ヒザラガイ」というワードがあった謎の貝です。
どこかで聞いたことがあったかな。。

このヒザラガイは、多板鋼という軟体動物の一群に属しており、
背に8枚の殻があることが特徴となります。

海岸では岩場に付いているものをたまに見かけるように、
通常岩場や珊瑚や貝殻といった、硬い基盤に生息しております。

ヒザラガイの生態

ほとんどが夜行性で日中はあまり見かけず、草食性なので藻類を食べてくれる当たり、
取り出さずに水槽内のクリーナーとして優秀かもしれません。
見た目も色合いは石灰藻に近く、ライブロックに擬態しているようなものなので、
昼間に見かけても気になりません

うちの水槽にいるものは1cmより少し大きいくらいですが、
最大種のオオバンヒザラガイは20cm~40cmほどにまで成長するようです。

実は食べると美味しい?

ヒザラガイは見た目がダンゴムシのようですが、
刺身で食べたり、煮て良い出汁をとったりと食用にもなるようです。
何だろう、やっぱり見た目があるから食べたい気持ちにはならない。。
ちなみに、同様の見た目の悪さがあるヘビガイも、
大きいものだと食用みたいですね、食の広さを感じます。


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