淡水水槽ではシュリンプを飼育しておりますが、
最近台湾式なる濾過方法を見つけ気になったので、
早速調べ&導入してみました。
台湾式底面濾過
台湾式底面濾過の概要
シュリンプ飼育に用いられる底面フィルターを活用した濾過方法のようです。「台湾式」と呼ばれる由来ははっきりと分かっていませんが、
通常の底面濾過のように水槽底面全体に厚くソイルを敷き詰めず、
プラケース等に底面フィルターとソイルを入れ、
そのほかの領域は薄くソイルを敷く方式を指すようです。
通常の底面濾過であれば、全面にソイルを敷いているため、
メンテナンスをする場合は水槽をリセットするほど大掛かりですが、
台湾式の場合は濾過槽のケースを取り出し、ソイルを変えるだけで済みます。
既にシュリンプ水槽には底面濾過を設置しておりましたが、
その形式が気になったので、早速部材を調達してやってみました。
濾過槽のケース
底面フィルターが収まるサイズであれば、それこそ100均にあるようなプラタッパーでも良いです。
今回台湾式を設置する水槽は、メイン水槽ではないものの、
見た目は少しでも良いものにしたいため、
アクリルケースを特注で注文しました。
今回調達したアクリルケースは、
透明アクリル板の幅200mm × 奥行80mm × 高さ70 mmの板厚 2 mm (内寸)になります。
30cmキューブ水槽なので、大きく幅を取らないサイズにしました。
ちなみに注文はアクリルショップはざいやさん↓
上記のアクリルケースで税抜き1,675円、送料900円、合計2,742円でした。
底面フィルター
上記のアクリルケースに収まる製品として、水作のボトルフィルターミニを調達しました。
この製品、ハーフプレートが2枚入っていますが、
2枚接続すると上記のアクリルケースには収まらないため、
1枚のみ利用するか、2枚利用して1枚を切断する必要があります。
今回は1枚のみ利用する方式にしました。
設置までの道のり
うちの30cmキューブ水槽は、既に極厚ソイルを敷いた底面濾過水槽だったため、リセットするか迷い、シュリンプが生存している水質を維持したく、
結局水が入ったまま底面フィルターやソイルを抜く方法にしました。
水がある状態でソイルを取るとき、下記のような水切りスコップがあるととても楽です。
これまで生体を捕まえる用の網で砂を掬ったりしていましたが、
このスコップはさすが専用、非常に楽でした。
ソイルを取り出し続け、1cm程度の厚さになったらソイルを寄せ、
空いたスペースに底面フィルターやソイルを入れたアクリルケースを入れ設置しました。
これを、、、
こんな感じです。
この設置するときの気軽さでメンテナンスする際に取り出せると思うと、
確かにこの台湾式、良いです。
その後、元々数か月維持していた水槽だったため、
ソイル表面には大量のデトリタスが積もりました。
そのため、デトリタスを吸出し、時間をおいて沈殿させて水を戻し、
また吸出し、水を戻しを繰り返して。
ようやくここまできれいになりました。
このレイアウトだと、水槽奥にソイルの壁があるようで、
すこぶる人工感がすごいです。
見た目を気にしてアクリルケースを用いましたが、見た目よりも効率重視かもしれません。
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